合格体験記 立命館大学理工学部機械工学科 3年次編入学
- 大坊 忠将
- 1月12日
- 読了時間: 6分
編入を思いついたきっかけ
僕が編入を思い立ったのは現役時に受験に失敗し、浪人か編入かを悩んだ結果、立命館大学を再受験すると決めました。さらにその際、周りと相談し浪人した後の合格する確率や金銭的な面を理由を考えた結果、編入をすることに決めました。
勉強を始めた当時の学習状況
当時の学習状況としては志望校の合格最低点にも全く届かず、4月に受けたTOEICのスコアも350とかなり低い状態からのスタートでした。理工個別指導センターに入塾することになったきっかけは、塾を調べていく中で志望校の合格実績があったこと、価格、個人塾なので一人当たりにかけてもらえる時間が長くなると思い、総合的に判断して入塾を決めました。
授業内容
授業はiPadとApple Pencilを使って共有のホワイトボードに文字を書く形で受けました。google meetで音声のみを繋げたので、カメラはオフの状態で授業を受けました。基礎固めの段階では、計算方法を見てもらいながら勘違いして理解している点はないか、、細かいところに至るまで、正確に計算できているかを確認してもらいました。また、合理的に計算できるように、計算過程・計算方法を改善してもらいました。基礎固めの次の段階では過去問演習や実践的な問題を解き、理解を深めるという感じでした。授業を受けるペースや授業時間も柔軟に対応していただき学校に通いながら受講することができました。
オンライン授業の良いところ
自分は家では勉強ができないタイプだったので自習室を契約して、そこに籠っていたのですが、こちらの塾ではオンライン受講ができ、自習室と家の往復以外の移動が必要なく、受講時間も柔軟に対応してもらえたので、勉強に専念する生活の一部として無駄なエネルギーを使うことなく学習を進めることができました。
立命館大学対策として重要なこと
編入試験全体にも言えることだと思いますが、合格するためにはある程度の足切りがあり、そのうえで高得点順に選ばれるので得点を稼げる科目・分野から優先的に勉強していきました。立命館大学の特徴としてはTOEICスコアが1/10に圧縮されるのに対して、そのまま点数になる数学が基礎メインで易しい。物理は力学、電磁気が出題され、力学は標準的な難易度、電磁気はたまにとてもニッチな問題が出題されたりするので普段の学習は、数学>力学>電磁気の順に時間をかけました。数学は基礎を徹底的に固めれば満点を狙えると思います。
学習方法
学習方法は参考書などで基礎固めを続けました。数学・物理・英語、それぞれの学習計画を考えて大まかにそれに沿う形で学習を進めました。勉強時間としては、3月から5月はバイトと学校があり、1日あたり1〜2時間程度でTOEICを主に勉強しました。6月からは生活リズムが安定してきて、数学、物理にも手を回せるようになってきました。夏休みに入ってからはバイトでお金を稼ぐことと生活習慣を安定させる目的で、朝六時から九時までバイトに行き、その後は自習室に行くという生活を繰り返しました。その甲斐あって大学の後期の授業が始まるころには生活リズムが安定して毎日長時間勉強できることができました。
使用した参考書
TOEIC・・・金のフレーズ 文法特急 長文特急 出る1000 公式問題集
数学・・・学校の教科書 編入数学徹底研究 過去問題
物理・・・大学生の初等力学 大学生の電磁気 物理のエッセンス 過去問題
TOEICの学習方法のコツ
1回生の4月に初めて受けた時のスコアは350点と目も当てられない点数でしたが、最終的に2回生の7月に受けた時のスコアは690点まで上げることができました。その大きな要因としては、自分の得意な範囲を伸ばしきるという勉強法をとったことだと思います。自分は速読が苦手だったので早い段階でreadingはそこそことれるようにしてlisteningで稼ぐという作戦にしました。その結果reading55%、listening83%で690点でした。勉強法は人によって違うので一概にコレをやれとは言えませんが、公式問題集(模試)を最大限使いきることがスコアアップになると感じました、結果を振り返って自己分析し、弱点の範囲と得意な範囲を明確にして、次にやるべき勉強を明確化していくことが得点アップにつながると思います。具体的なコツを挙げるとすると問題文を先読みできるようにする。シャドーイングをして文章が頭にすっと入るようにする。設問の重要な部分だけ抜き出せるようにする。結果的にreadingは低かったのですが、速読ができるようになればよかったと思います。設問でつまらないように出題パターンをあらかじめ頭に入れておくこと、文法問題の難問を除いた標準的な問題を迅速に解き切れるようにすること、読み返しする必要をなくすことが重要だと思います。英語は一朝一夕で身につくものではないと思うので、やり続けることが一番大切だと思います。自分の場合はせっかくスコアが上がったのにブランクを開けてしまったせいで、またそのスコアに到達するまでの無駄な勉強時間が生じてしまう、ということがよくあったので、一度にやりきるか、学習を習慣化することがいいと思います。
試験当日の様子
キャンパスには何回か行ったことがあったのでリラックスして受けられました、面接がなかったのでスーツと私服の割合は半々といったところでした。仕上がりとしては、基礎問題は完璧にできたなという感じで、程よい緊張と今までやってきたという自負によりベストを尽くせたなと思います。全体的に易化していたというのもあり何科目か満点をとれたかな?という感じでした。高得点勝負なので結果発表までは、「受かってるな!」という確証は全くなかったです。
これから編入を目指す人へ
編入勉強はモチベーションの維持が一番大変でした。自分は4大から4大への転入試験だったので周りが一番楽しんでいる中、自分だけ孤独に勉強しているという気がして急に電池が切れそうになった日もありました。なので、リフレッシュの時間を設けることが大事だと感じました。特に外に出ることが無くなるのと、人とのつながりが薄くなってしまうので散歩や友達との電話、ラジオを聴くなどしてそれらの問題を解決しました。
そして学校生活やバイト、自分は一人暮らしだったので家事など多くのことを同時並行で進めなければならなかった点もきつかったです。直前期は本当に大事なこと以外切り捨てて、はっきりと優先順位決めをすることでこれらの課題を解決しました。
長く苦しい戦いになるのでこれから受験を志す人は早い段階でTOEICを満足のいく点数まで取りきるや、主要科目をある程度固めるなどして心にゆとりを持ちながら頑張れるのが理想的です。自分を酷使しすぎないようご褒美も与えながら頑張っていきましょう!