合格体験記 京都工芸繊維大学院工芸科学研究科 応用生物学専攻
- 大坊 忠将
- 2023年12月26日
- 読了時間: 2分
※他大学からの受験です。
私は6月下旬から理工個別指導センターにお世話になりました。試験が8月19日だったので、既に2ヶ月を切っており、動くのが遅すぎたのではないかと不安でした。体験授業の日に、「週4日以上でもいいのでなんとか間に合わせたい」と話すと、担当の先生が「それだけやれば全然間に合うよ」と明るく言ってくださり心が軽くなりました。
私の受験科目は生物と英語でした。授業では自宅で解いてきた過去問の答え合わせと、研究室訪問を経て教授におすすめしてもらった教科書であるEssential細胞生物学の読み進めを主にしてもらいました。英語では、塾の先生おすすめの問題集を宿題としてやり、授業のたびに点数を報告しました。
どれも役に立ったのですが、特に教科書の読み進めがありがたかったです。現在通っている大学で学んできた事と分野が微妙に違うため、勉強を始めた頃は知らない事ばかりでした。1人で教科書を読んでもどれが大切な情報かわからず、頭に入りにくかったのですが、先生に「ここは絶対おぼえた方がいい」「このへんは問題解いてるうちに勝手におぼえていくはず」「ここは相当専門的な問題じゃないと問われないと思う」など、情報の重要度に差をつけてもらえたおかげで、とてもおぼえやすくなりました。質問にも嫌な顔一つせず丁寧に答えてもらえて、勉強の楽しさを思い出すことができました。
この2ヶ月間で細胞生物学の基礎知識を身につけることができ、学校で読む論文も楽しくなりました。また、知らない事を知ること、疑問を持つことを楽しいと思えるようになり、来たる大学院生活が楽しみになりました。ここでの学びは、ただ受験に合格するためだけの学習ではなく、研究者として欠かせない知的好奇心を身につける過程にもなったと思います。