合格体験記 立命館大学理工学部環境都市工学科 3年次編入学
- 大坊 忠将
- 1月12日
- 読了時間: 3分
編入を思いついたきっかけと当時の学習状況
夏から秋にかけての国立大学の受験は主に専門科目を使って挑戦しましたが、結果が思うようにいかなかったため、急遽、数学と物理での受験に切り替えました。数学についてはある程度学習の蓄積があったものの、物理は11月に入ってから勉強を始めた状況でした。
当塾を選んだ理由
立命館大学の過去問題が2011年度からの13年度分と豊富に揃っているため、こちらを選ばせていただきました。編入試験対策は過去問による出題傾向の把握がとても重要だと思います。
学習方法・授業内容
理工個別指導センターでの5回の授業では、過去問題の演習の他、弱点である数学の積分の演習問題を出題していただきました。作成した解答を添削していただいたほか、出題傾向についても教えていただきました。授業以外の普段の学習は指定された問題集や演習プリントを中心に進め、学校の先生の指導を受けたり、自分で学習を進める形で行いました。
使用した参考書など
以下の3冊が非常に役に立ちました。
· 大学編入のための数学問題集 ★★★★☆
· 弱点克服 大学生の初等力学 改訂版 ★★★★★
· 弱点克服 大学生の電磁気学 ★★★☆☆
また、以下のサイトで紹介されている【力学】および【電磁気学】の参考書もおすすめです。これらを揃えれば十分に対応できる内容が網羅されています。古本を購入すれば、費用を大幅に抑えることができます。参考書の詳細はこちら
試験当日の様子
過去問の分析を通じて勉強範囲を絞り込むことはできましたが、網羅するにはさすがに時間が足りませんでした。入塾から試験当日までの期間がわずか20日だったため、すべてを学び切ることが難しかったのが懸念点です。合格安全圏を目指すなら、少なくとも3ヶ月間、勉強漬けの日々を過ごす必要があると思います。
面接試験
面接試験は実施されませんでした。
試験の手応え
予想得点率は、数学が75~85%、物理が35~45%程度でした。数学では、簡単な問題で計算ミスがあり完答できなかったものの、傾向外の問題を半分ほど解けたのはラッキーでした。物理では、1問目が万有引力に関する質点の問題、2問目が電磁気の有名問題の応用版でした。特に万有引力の問題は、試験後にさまざまな問題集で類題を探しましたが、見つけることができませんでした。
試験当日の電車や休憩時間に目を通した問題が幸運なことに本番で出題されたため、自信を持って解答できました。最後まで諦めず試験直前までの時間を有効に使うことの重要性を実感しました。物理は年度によって難易度も出題傾向も異なるのに対して、数学は近年、安定した難易度で出題されているため、数学の学習を優先させて、得点率を上げることが合格への近道だと思います。
編入を目指す人へ一言
多くの大学が合否基準を曖昧にしている中で、立命館大学は比較的、合否の予測がしやすい大学です。高専生であれば、編入試験に挑戦する価値は十分にあると思います。頑張ってください!