合格体験記 筑波大学理工学域応用理工学類・東京農工大学工学部生体医用システム工学科 3年次編入学
- 大坊 忠将
- 2023年12月29日
- 読了時間: 6分
この度東京農工大学 生体医用システム工学科、筑波大学 理工学群 応用理工学類に合格しました。この体験談は私の主観が多く含まれているので、参考程度に読んでください。
受験のきっかけ 現在某地方国立大学に在学しておりますが、教育方針が合わないと感じたため、レベルの高い大学で充実したキャンパスライフを送りたいと考えたため、他大学への編入を決意しました。センター試験からやり直す選択肢もありましたが、国語が苦手だったのとセンター試験の相性が悪かったため、大学で得た単位を無駄にしたくないとい理由で編入試験を受けることにしました。
使った参考書・過去問
公式TOEIC Listening & Reading 問題集 5(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会)
世界一わかりやすいTOEIC L&Rテスト総合模試2 800突破レベル (KADOKAWA 関 正生 著)
編入数学徹底研究 (聖文新社 桜井基晴 著)
編入数学過去問特訓(聖文新社 桜井基晴 著)
弱点克服大学生の初等力学(東京図書 石川裕 著)
弱点克服大学生の電磁気学(東京図書 石川裕 著)
すぐわかる微分方程式 (東京図書 石村園子 著)
スバラシク実力がつく 複素関数キャンパスゼミ(馬場敬之 高杉豊 著)
筑波大学 応用理工学類 過去問9年分 (H24~R2)
東京農工大学 数学、物理の過去問 (H29~2020)
名工大 物理 4年分
京都工芸繊維大学 数学、物理
広島大学 数学、物理
NEO現代を読む Standard
その他にもTOEICの基礎勉強するにあたり参考書と単語帳を使いました。
勉強方法 私は前年の9月から受験勉強を始めました。まず、理工個別指導センターで過去問解答作成と学習方法の相談をお願いしました。私は遠方に住んでいるので、全てウェブ上でのやり取りでした。受験勉強を始めるにあたり、一度先生とお話しした方が勉強する上で気が楽になるのでお勧めです。相談することで、お勧めの参考書を聞いたり、自分の学力の現状を把握することができました。先生とお話しする前はマセマの参考書を使って物理を勉強してましたが、3か月ほど空回りしている時期がありました。(先生本当にありがとうございます!)また、その後も何度か勉強が行き詰ったときなどに色々相談にのっていただきました。
英語の勉強法 TOEICの勉強法ですが、まず基礎の参考書、単語帳でTOEICの問題傾向をつかみました。全partを勉強した後に①を使いました。時間配分を考えながら、集中力を鍛え、本番どのような流れで解くかを把握しました。私が受験する大学の編入試験はTOEICメインではなかったので高得点にはあまりこだわらなかったのですが、②は高得点を目指す方にお勧めです。私は10月に785点取ったところで理系科目の勉強に移りました。受験の前の年にTOEICを済ませることをお勧めします。周りの点数が見えてしまいましたが、600取れれば大丈夫だと思います。農工大の英語の対策では⑭を使いました。日本語と英語の記述問題の練習ができるのでお勧めです。
英語を上達させるコツとしては英文で理解できないところを、しっかり文構成から理解した上で、すんなり頭に入るまで音読を繰り返すことだと思います。音読は軽視されがちですが、効果はあります。TOEICの点数を上げるために、反復練習と初見の文章に慣れる練習の両方に力を入れました。
数学の勉強法 編入数学徹底研究を主軸として基礎勉強しました。しかし、それだけでは不十分なので⑦と⑧を加えて勉強しました。線形代数と微積で基本が理解できてないと感じた場合、改めて勉強した方がいいと思います。④の参考書は実践練習目的で使用しました。応用問題も豊富にあるのでお勧めです!
物理の勉強法 大学の授業で基礎を固めたうえで⑤と⑥の参考書を使って実践的な問題を解きました。編入試験の過去問を取り扱っているので本当にお勧めです!(誤植がなければ完璧です)1周目はどんどん解き進め、解けない問題は5~6回ほど解きなおしました。よく黄色い本を使ったとブログで見かけますが、自分には合いませんでした。また、初見の問題をさらに解きたいと思ったため、理工個別指導センターの先生に名工大の物理の問題を勧められたので解いていました。どうしてもわからない問題や解答が気になる問題は解答の作成を依頼しました。途中式などが丁寧で解答の流れを理解することができました。
面接について 面接では、志望理由に矛盾点がないように、なぜその大学でないといけないのか、なぜ大学院からの入学でないのかなどを意識して自力で練習しておりました。その他に自分が今まで頑張ってきたこと、将来のキャリアについて準備しておりました。受験した2校とも和やかな雰囲気の面接だったので少し拍子抜けしました。それでも本番はうまく話せなかったので、事前に先生に練習をお願いすることを強くお勧めします!
勉強する上でのコツ 編入試験に向けた勉強をするうえで私の感じたことについて3つ述べます。物理・数学・英語に共通する話ですが、基礎をしっかり固めたうえで、実践問題の練習をします。試験問題の傾向をつかむことに加えて、初見の問題に慣れることと反復することを両立して勉強することが重要だと考えます。また参考書を使うとき、基礎固めのためなのか、実践練習のためなのかなど、どのような目的で使用するかを意識しておりました。
情報収集についてです。ブログなどで様々な情報を目にしますが、すべてを鵜呑みにするのではなく、自分の状況に応じた情報なのかどうかを判断した方がよいと思います。休学すべきでないとよく見かけましたが、必ずしもそうではないと思います。
自己管理をするためのルーズリーフを一冊用意し、勉強計画、ミスの記録、勉強記録をしていました。計画方法ですが、勉強を始める前に大まかな流れを考えて、成功する上で障害となるものを考慮して、計画を立てるというwoopの法則を実践しました。また、計算ミスの対策としてどのようなミスをしたか、その原因は何かをまとめて、本番のミスを防ぎました。さらに、勉強のモチベーションと効率を上げるために1日で得られたポイントとなったところをまとめて、夜にざっと見返してその日1日で自分がどう成長できたかを確認しました。この方法は本当におすすめです。
最後に 受験は勉強時間が多ければいいというものではないと考えます。長い時間を惰性で勉強したところで学力は上がらないと思います。また、頑張ることは大事ですが、無理はせず適度に休憩することも同じくらい大事です。辛いほど報われると高校生の時思っていましたが大きな間違いだと感じました。
最後まで読んでくださり誠にありがとうございました。編入試験に合格することを心よりお祈り申し上げます。